昨年末、『今年を振り返って』の中で、「今年は変化の年でした。」と書かせていただきましたが、
今年はもっと大きく変わった1年でした。
元日早々からの能登半島地震に始まり、日本国内にとどまらず、世界中で様々なことが起こりました。世界的な景気の減退、円安、物価の高騰、賃金アップに向けての国をあげての取組み等、私ども中小企業を取り巻く環境は、とても厳しいものとなりました。
公私共に、別れもありましたが、新しい出会いも多くありました。時の流れの中で、こうした別れや出会いは、必然的な変化なのでしょう。
この変化のおかげで今後の会社としての未来予想(希望)図ができつつあります。
2年前から取り組み始めたDX化も効果が見えてきました。生産計画策定がかなりスムーズになってきました。「足りない手」「空いてる手」をはっきり見える化できたことで、相互で協力しやすい環境が生まれました。
また、今年度、塩尻市の支援を受け、人的資本経営推進事業に取り組み始めました。
もともと『ひとは宝』、『人財』と考えておりましたが、この事業を進めることで、より『ひと』を大切にし、ひとりひとりの個性を活かし合う組織をつくり、働くことを通して幸せに向かう社会を共に創っていきたいという思いが強くなりました。
今の時代、VUCA時代と言われているそうです。
VUCA(ブーカ)とは、一言でいうと「先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態」を意味します。
・V(Volatility;変動性)
・U(Uncertainty;不確実性)
・C(Complexity;複雑性)
・A(Ambiguity;曖昧性)
の4つの単語の頭文字をとった造語です。
先が見えなくて不安ばかりが募る世の中ですが、ただ嘆いていても始まりません。
私たちは、こんな時代だからこそ、情報収集力を高め、きちんと情報を理解し、その上で、自らの頭で考える力を養わなくてはいけません。
同じWill=『価値観』×『未来への意志』を共有しながら、みんなで精進していきたいと考えております。
今年もたくさんの方々に助けていただきました。皆様に感謝するとともに、来年は、みんなが笑顔で過ごせます様、祈念しております。